サヤカさんに断られ、
ヒロシさんと教室に行くことになったマキ。
ヒロシさんは少し知識があるみたい。
今週は少し予習をしてみたいと思います。

「カポエラ全然解んないんですけど、興味があるんです!
きちんと教えて下さい!」
「最初に言っておくけど、正式にはカポエラじゃなくて、カポエイラだよ?
『16世紀のブラジルで、奴隷が編み出したダンスに見える格闘技』
といっても、護身用の格闘技という側面の他にも、
休み時間等に遊ぶ為のダンスというのも確かなんだ。
身体能力が高くて、リズム感が良い人達だからきっと楽しかっただろうね。」
「じゃあ歴史とか関係なくて、
カポエイラ自体は楽しいダンスって事ですか?」
「う〜ん。その辺も考え方に幅があるみたい。
習うときに先生に聞いてみたらどうかな? 」
「どうしてあんな面白い動きになったんですかね?」
「あのカポエイラ特有のトリッキーな動きの訳は、
手枷足枷の制約が有りながらの動きが基になっているからだよ。
だから足技が多かったり、避ける動作も体全体を捌くものが多いみたい。
それと、格闘技と見せないためのカモフラージュという要素や、
相手を惑わして駆け引きを楽しむって事もあって、
複雑になっていったんだね。」
「どうして音楽をかけるんですか?」
「踊りの練習と勘違いさせるために、音楽と一緒に練習したと言われてたので、
カポエイラには楽器をつかった伴奏が欠かせないんだ。
純粋にダンスとして考えても、切り離せないしね。
あと、音楽として欠かせないのが、ビリンバウ(berimbau)って楽器だね。
木製の弓に鉄製の弦を張り、棒で叩くことで弓の先に下げたヒョウタンに
振動を与えて音を鳴らす楽器だよ。」
「すごくシンプルですね。」
カポエイラの正装は上下共に白が多いかな。
戦う時は、土の上で裸足で戦うから、もし蹴りが当ってしまったりすると、
服に足の跡が付いてしまうよね。
だから『戦いが終わった後に、服が真っ白なのがうまい人』だって解り易いんだよ。
重要なのは駆け引きで、遇えて攻撃を当てないのも心得のひとつだから、
当たりそうになったら、
攻撃をしかけた人が、
寸止め等してあげるのが真のカポエリスタなのさ。
ええー紳士的なスポーツなんですね!
そんな事されたら好きになっちゃうかも!
格闘系なのに痛くないのって良いですね。
「あと基本的なカポエイラの用語としては、
- ジンガ(ginga)……カポエイラの特徴的なステップ。
- ジョーゴ(jogo)……基本的に一対一で行う、組手にあたるもの。
- ホーダ(roda)……数名で円陣を作り、楽器の演奏と共に替わり替わりジョーゴを行うこと
こんなところかな?
中腰の姿勢が多いから、辛そうだけど頑張ってね!」
「えーヒロシさんも一緒に行くんですよぉ!」
体力のないごく普通のOLマキちゃん・・。
普段全然運動しないのに大丈夫かな?
教室ってどんなとこ?何を習うんでしょう?
来週はいよいよ教室で体験です!