
うちの母はとても電化製品に弱い。
どの位弱いかというと、インターネットをやりたいと言い出した母と一緒にPCを買いに行き、
「お母さんはどんなPCが良い?」と聞くと、「クリックしやすいやつ!」と元気よく答えた位。
…クリックの感触はマウスによって違うよね。PCとは関係ないね。
あと昔、スーパーファミコンが現役な実家のためにプレイステーションを購入したときも、
セーブはメモリーカードにするって概念を最後まで理解して貰えなかった事もありました。
…セーブデータとソフトが別になってるのは難しいよね。うん。
こんな無くしそうなプラスチックにセーブすんの心配だって?そうだよね。
ビデオの予約も出来ない、とてもとても電化製品に疎い母…。
そんな母に私が家に遊びに来ていたときにDSを貸した時の話。
なんとDSでは説明しなくても遊べました。
やはりビギナー向けだったのかDS。すばらしい!
「あっいまの人○○って言ってた!」「今日は○位だった!」と、
些細なメッセージでも私を呼びつける母…。
あまりに続いたのでついイライラし、
「良いよ別に言わなくても」と言ってしまったのだが、
帰る時にはA4の紙にびっちりと事細かなメモが残されていたのでした。
「あんたが続きやる時に困るだろうと思って!」
…続き、やらないよ。そういうゲームじゃないし。あと一回クリアしたし。
でもお母さんの一所懸命なメモを見たら何となくホロリとしてしまって、捨てられなくなった。
顔はとても似ている、母。性格や選んだ道は正反対の、母。
母と娘というのはなかなか難しい。
text:ヒロ